
サステナビリティ:環境を壊さないで継続して利用可能にすること
ジョンソン・マッセイは環境技術の世界的リーダーです。環境を意識しながら企業活動を継続すること、それはわたしたちジョンソン・マッセイがビジネスを遂行するうえで一番大きな企業責任であると考えております。私たちは様々な手段、つまり①私たちが使用する各種資源、②生産過程での手段、③社会のために環境を保全する製品作りやサービス活動を通して環境に影響を与えております。
私たちは、原料からより価値ある製品を産みだすために知識や専門的技術を駆使しております。わたしたちが扱っている原料は、将来的に枯渇したり入手困難になるためコストは上昇すると想定されております。これら貴重な資源を利用しているからこそ、より効率的に生産活動をしなければならないと考えております。効率的な活動はコストセービングに繋がるばかりではなく、今後の環境資源を保全することにもなります。
貴金属をリサイクルし再利用することは私たちが行うべき当然のこと。 私たちは、生産活動において資源効率をプラスにするため、また、お客様に質の高いサービスを提供するために、この分野での専門的技術を発揮し続けることになるでしょう。
私たちは常に環境のことを考え、“サステナビリティ 2017”というスローガンを掲げ次のような環境対策に取り組んでおります。①カーボン・ニュートラル※になること②循環型処理を実行すること、そして③貴重な資源の使用を半分にすること。
※カーボン・ニュートラル;大気中の二酸化炭素量を増加させない
グループの総GWPは対前年比5%減少しました。貴金属部門を除いては9%の減少です。GWPが減少したのはカーボン・ニュートラルへ取り組んだこと、有害な排出物を減らしてグリーンエネルギーを増やしたことによります。
グループの総Nox排出量も対前年比2%減少の439トン。貴金属部門を除いては6%の減少です。 生産にともなう排出物は燃焼過程、化学反応より排出されます。全世界各サイトでは各国の規制を遵守するため排出物を測定しております。さらに、各国の環境対策プランに基づいて排出量削減の目標値を設定しております。
ジョンソン・マッセイの慈善活動には今日に至るまで長い歴史がございます。役員会をはじめグループ関連部署では日々慈善寄付計画を策定しており、従業員も積極的に参画できる環境を整えております。
2008/09年、ジョンソン・マッセイは社内の年間慈善計画に基づいて48の活動を行ってまいりました。(内訳は右図の通り。)
2008年のクリスマス。アメリカニュージャージーにあるウエストデプトフォード工場の従業員は暮らしに困っている家庭の子供たちにプレゼントを贈りました。ちょうどクリスマスの少し前。様々な大きさ、色、型の自転車34台とたくさんのおもちゃが工場に隣接する並木道に並べられました。
毎年、子供たちひとりひとりの願いをオーナメントとして飾った“ギビングツリー”と呼ばれるクリスマスツリーを提供しております。従業員は、オーナメントを見て子供たちの願いをかなえているのです。
贈り物はニュージャージーのグロスターカウンティーソーシャルサービスに毎年寄贈しているものの一部です。2008年には43家族に提供いたしました。
ギビングツリーは1994年から続いております。ウエストデプトフォードの従業員はあるコンセプトをいだきながら年を重ねる度にもっと子供たちが悦ぶものをと考えております。そのひとつが自転車キャンペーン。従業員が自転車、ヘルメットを買ったり、購入資金を寄付したりしております。
“ギビングツリー”伝統は年々、従業員の間で熱くなってきております。大切な自分の時間をこのような活動に費やしているのです。地域社会で企業活動をさせていただいているというお返しに...。