Corporate Social Responsibility 環境への取り組み

ジョンソン・マッセイの環境ビジョン

POINT1 企業責任

ジョンソン・マッセイのビジネスは卓越した人間性、製品群および技術力に基づいて成り立っております。私たちの製品は、排出ガスの削減、効率性の改善、差し迫っている環境や社会への関心に対処しております。
ジョンソン・マッセイは基本的人権を保護して、従業員に真の機会を提供し、環境を保護して、積極的に社会貢献をするよう心がけております。 私たちはビジネスのあらゆる面で絶え間なく変化している文化を受け入れております。

POINT2 種(生態系)の多様性

私たちは多種多様な生物と共存できるよう循環型の企業活動を展開しております。地球・大気環境の保全、河川・海洋環境の保全、土壌・地盤環境の保全、廃棄物・リサイクル対策、化学物質の環境リスク対策など大いに意識して生態系の多様性を保全することに全力的に取り組んでおります。したがって環境保護区域には生産拠点を設けておりません。
もちろん、会社関連施設を新設する際には、詳細に環境に対する評価を行ってきております。

POINT3 サステナビリティ

サステナビリティ:環境を壊さないで継続して利用可能にすること

ジョンソン・マッセイは環境技術の世界的リーダーです。
“サステナビリティ”は今後の成長戦略に必要不可欠な要素であり、“Sustainability 2017”という長期ビジョンを展開しております。よりサステナブルであるための方向性や将来像を見据えることが大切であると考えております。

マネジメントアプローチ

環境を意識しながら企業活動を継続すること、それはわたしたちジョンソン・マッセイがビジネスを遂行するうえで一番大きな企業責任であると考えております。私たちは様々な手段、つまり①私たちが使用する各種資源、②生産過程での手段、③社会のために環境を保全する製品作りやサービス活動を通して環境に影響を与えております。

私たちは、原料からより価値ある製品を産みだすために知識や専門的技術を駆使しております。わたしたちが扱っている原料は、将来的に枯渇したり入手困難になるためコストは上昇すると想定されております。これら貴重な資源を利用しているからこそ、より効率的に生産活動をしなければならないと考えております。効率的な活動はコストセービングに繋がるばかりではなく、今後の環境資源を保全することにもなります。

貴金属をリサイクルし再利用することは私たちが行うべき当然のこと。 私たちは、生産活動において資源効率をプラスにするため、また、お客様に質の高いサービスを提供するために、この分野での専門的技術を発揮し続けることになるでしょう。

私たちは常に環境のことを考え、“サステナビリティ 2017”というスローガンを掲げ次のような環境対策に取り組んでおります。①カーボン・ニュートラル※になること②循環型処理を実行すること、そして③貴重な資源の使用を半分にすること。

※カーボン・ニュートラル;大気中の二酸化炭素量を増加させない

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パフォーマンスと効果

Global Warming Potential (GWP) 地球温暖化係数

Global Warming Potential (GWP) 地球温暖化係数イメージ

グループの総GWPは対前年比5%減少しました。貴金属部門を除いては9%の減少です。GWPが減少したのはカーボン・ニュートラルへ取り組んだこと、有害な排出物を減らしてグリーンエネルギーを増やしたことによります。

NOx Emissions Nox排出量

NOx Emissions Nox排出量イメージ

グループの総Nox排出量も対前年比2%減少の439トン。貴金属部門を除いては6%の減少です。 生産にともなう排出物は燃焼過程、化学反応より排出されます。全世界各サイトでは各国の規制を遵守するため排出物を測定しております。さらに、各国の環境対策プランに基づいて排出量削減の目標値を設定しております。

Charitable Donations 慈善寄付

Charitable Donations 慈善寄付イメージ

ジョンソン・マッセイの慈善活動には今日に至るまで長い歴史がございます。役員会をはじめグループ関連部署では日々慈善寄付計画を策定しており、従業員も積極的に参画できる環境を整えております。

2008/09年、ジョンソン・マッセイは社内の年間慈善計画に基づいて48の活動を行ってまいりました。(内訳は右図の通り。)

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ジョンソン・マッセイの環境技術

技術1

技術1イメージ

産業革命とともに生まれたジョンソン・マッセイ
ジョンソン・マッセイの生い立ちは、今から約190年前、まさに産業革命のさなかにあるイギリスにさかのぼります。 当時のイギリスは、スチーブンソンの蒸気機関車が初めて鉱山で実用化され、タイムズ紙が蒸気機関によって大量印刷を 開始するなど、新しい科学技術が、次々と歴史を塗り替えていく、まさに近代産業の黎明期にあったといえます。

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技術2

技術2イメージ

NOx(窒素酸化物)は有害な汚染物質であり、発電施設、廃棄物焼却施設、ディーゼルエンジン車、船舶、トラックとバスなどの大型ディーゼル車に至るまで様々なものから排出されます。ジョンソン・マッセイは、NOxを制御するため最高の技術を駆使した触媒と排出ガス浄化装置を製造しています。私たちの優れた技術により、やっかいな窒素酸化物をアンモニアなどの還元剤との反応により、害のない窒素と水に変換するために選択接触還元(SCR)を実現しております。

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技術3

技術3イメージ

私たちが掲げている前述のサステナビリティ2017を達成するには、様々な過程で排出される地球温暖化ガス温室効果ガス(GHG)が地球にもたらす影響を深く理解することであると認識しております。
英国クリスローにある触媒製造サイトでは、ライフ・サイクル・アセスメント(生産から回収再利用までの過程で環境に対する影響度を評価する手法)を用いて、AEA Consulting(Atomic Energy Authority原子力公社)とマンチェスター大学との産官学協同により、触媒の二酸化炭素排出量を計算しています。

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技術4

技術4イメージ

ジョンソン・マッセイは1930年代前半よりカドミウムを含むろう付け合金製品を販売してきました。カドミウムは融点が低いことから当初は使いやすい原料であると好評でしたが、その後カドミウムは身体に危害を及ぼのみならず環境を汚染する物質であることが判明し、そのようなことからカドミウムを含んでいない代替製品を開発していくことになりました。

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ケーススタディ

ウエストデプトフォードでの‘ギビングツリー’ & 子供たちに贈られる自転車の一部

ウエストデプトフォードでの‘ギビングツリー’ & 子供たちに贈られる自転車の一部イメージ

2008年のクリスマス。アメリカニュージャージーにあるウエストデプトフォード工場の従業員は暮らしに困っている家庭の子供たちにプレゼントを贈りました。ちょうどクリスマスの少し前。様々な大きさ、色、型の自転車34台とたくさんのおもちゃが工場に隣接する並木道に並べられました。

毎年、子供たちひとりひとりの願いをオーナメントとして飾った“ギビングツリー”と呼ばれるクリスマスツリーを提供しております。従業員は、オーナメントを見て子供たちの願いをかなえているのです。
贈り物はニュージャージーのグロスターカウンティーソーシャルサービスに毎年寄贈しているものの一部です。2008年には43家族に提供いたしました。

ギビングツリーは1994年から続いております。ウエストデプトフォードの従業員はあるコンセプトをいだきながら年を重ねる度にもっと子供たちが悦ぶものをと考えております。そのひとつが自転車キャンペーン。従業員が自転車、ヘルメットを買ったり、購入資金を寄付したりしております。

“ギビングツリー”伝統は年々、従業員の間で熱くなってきております。大切な自分の時間をこのような活動に費やしているのです。地域社会で企業活動をさせていただいているというお返しに...。

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